現在、外気を遮断する方法を取り入れた家が多く建築されています。しかし、それは北欧の家を参考にしたもので、日本の四季にマッチしたものではありません。また断熱材や接着剤によるシックハウス症候群などの弊害もあり、我々は基本的な問題点の見直しと対策をしなければなりませんでした。
そこで、古くからの知恵を活かした日本家屋に着目しました。日本家屋は四季を通して快適に過ごせる工夫の詰まった素晴らしい家です。良質な自然素材を使ったその壁は、まるで呼吸をするかのように調湿・調温するのです。
しかし、この壁を作るには一年以上の乾燥期間と熟練の技、そしてそれにかかるコストが必要でした。そこで、基礎となる荒壁部分をパネルにする事を思いつきました。そして京都大学防災研と金沢工業大学の共同開発により、ついに3つのデメリットを解消した荒壁パネルが誕生したのです。 |